日本のED治療の現状

 

自己申告によって初めて把握できるのが、このEDという病気です。伝染するわけではあ りませんし、発病の原因を気候、風土との関連に求めることもできません。それこそ男性一 人一人に聞いて回らなければ正確な数字を把握するのはむずかしいのです。

また、病気の苦しさよりも恥ずかしさが先にたってしまい、自己申告は思い通りに出来ま せん。世間の偏見もまだまだありますし、いい加減な情報が横行し、それに振り回された人 たちを治療から遠ざけることさえあります。つまり、積極的に医者に相談に来ようという人 が思ったように出てもこないというのが現状なんです。

結局、ただちに生命に関わる病気でもありませんし、日常生活に支障をきたすわけではな いから放って置かれているわけです。

確かに、EDになったところで生きていく上で大きな障害はないでしよう。でも、気がつ かないかもしれませんが、これが結構、精神衛生的には大いに支障をきたしているのです。 勃起できることによって、どれだけ日常生活に活力を持ち、ゆとりある生活が出来るか、私 たちの生活に役立っているかが見逃されているのです。EDは社会全体の問題ではありませ んし、あくまでも個人、家庭内の問題なわけですから、こちらまで正確に伝わってこないの です。

ですから、自己申告からその数を把握することが困難なわけです。さらに、その予備軍ま でとなると大変に難しいことになります。

ただ、高血圧、糖尿病、高脂血症、前立腺疾患、腎機能障害など、生活習慣病を患ってい る人及び成人病の男性患者の約八〇パーセントがEDであるといぅ報告があります。

これに心因性のEDを含めると、おおよその数ですが、日本全国で男性の八百万人とも、 一千万人とも思われる人がEDにおかされているといわれているのです。さらに予備軍を加 えるとその数の多さは計り知れません。

ここでのEDの程度は、重度が「何時も十分な勃起を得られず、維持もできない」中程度 が「時々は勃起し維持できる」軽度は「通常は勃起が得られ維持することができる」といぅ ものです。ED予備軍も加えた数字と考えていいと思います。

年齢的には年齢が上がるほど発症率は高まり、特に重度のEDは五〇歳半ばから急に増え ます。またこの調査では、EDを訴えていながら、治療を受けている人が非常に少なく、機 会さえあれば治療を受けたいと考えていることも分かりました。どの国でも、「これまで何か 治療を受けているか?」との問いに「はい」と答えた人が年数に0たないのです。しかし、 「何か有力な治療法があれば受けてみたいか?」との問いには大多数の人々が「はい」と答えているのです。

わが国に於ける中高年ED調査について、全国四四七医療機関の、六一一二人中八ーパー セントがED、その内のニニパーセントが治療希望、九パーセントが治療者といぅのが現状 です。

また既往症に、高血圧、糖尿病、前立腺疾患のある人は、ない人のそれぞれ、一•八倍、 二.九倍、四•八倍といわれています。ある意味で、このよぅな既往症のある方は特に注意 が必要です。

EDは本人が話をしないかぎり、傍から見ただけでは全く区別がつきませんし、人間ドツ クや一般の定期健診でもわかりませんから、男性たるものみなEDの有資格者、予備軍であ ることを心しておかなければなりませんね。

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